ウチのメダカ達も、めいの献身的なお世話で、もう四世代ぐらい繁栄していて、最初の数匹用に用意した水槽ではもうかなりの手狭に。
大きい水槽を買い直して家の中で飼育するよりも、屋外で自然に近い形で飼育した方がメダカ達には良いかもしれないということで、外で飼育する用に水槽を用意することにしました。
外で飼育するには、メダカ用の瓶や容器なども販売されてますが、大きさやいくつか懸念材料を加味すると、条件に合うものがなく、外で飼育している人のブログなどを見てみると、手作りしている人も少なくないので、どうせなら、とオリジナルのメダカ水槽を作ってみることに。
まず、水槽自体は手作りのオーソドックス、コンクリートを錬る時に使う舟。
屋外で使用するので、プラスチックのコンテナより紫外線の耐久性は上かな、と思いコチラをチョイス。
以前表に出しておいたプラスチック製の入れ物をあっという間に紫外線でボロボロになってしまったので、あまりプラスチック製のものを外で使うには良い経験がありませんでしてので。
次に、周りを囲う垂木を数本用意しました。
まず、水槽の下を地から上げて、地熱で水槽内の水温を上げすぎない為と太陽光が飼育には、必要ではあるものの、夏を迎えるこの時期に一日中直射日光を当て続ければ、それもまた水槽内の水温を上げすぎてしまうのを防ぐのに屋根を付けたかったからです。
それらを組み合わせて垂木と垂木をビス止めしていきます。
堅固に作るなら垂木を直接ビス止めせず、プレートなどを介して止めた方が取り付け部の角度なども合わせやすいので、そちらの方が良かったかもしれないですね。
で、枠の骨組みができたところです。
上部の屋根を付ける部分は、雨など降った時に雨水が滴るよう勾配をつける為、垂木の端を斜めに切り落としワザと垂木を傾斜がつくように取り付けました。
舟が乗る床部分も水が入った舟の重さに耐えうるように、真ん中にも垂木をいれ補強した上で、床板を貼っています。
あとは、そのままでは味気ないので、家に余っていた水性塗料をめいが塗ってくれました。
焦げ茶でなかなかモダンにできたと思います。
そして、水槽自体にもひと工夫。
屋根を付ける気でいたものの、屋根は板などで覆うのではなく、簾にし、雨水を水槽内に少量落とすことで、水の循環なればと考えました。
しかし、そうなると何も加工してない舟だと、雨水が満杯になって、溢れる時、四方八方から水が流れることになり、メダカ達に余計なストレスになるのでは?と思い、舟のフチから溢れる前に水を外に逃がすオーバーフロー用の逃げ口を作りました。
水槽内側はあまり大きいとメダカ達が吸い込まれてしまうし、小さいと排出が間に合わなくなるので、25ΦのTS管に。
舟の縁に垂木を置いて、縁以下の高さになるように調整。
そこから今度は、インクリーザー(異径ソケット)で25Φから50Φに。
ほんといえば、50Φまで上げなくても良かったのですが、手持ちの道具で簡単に済ませるには50Φが都合が良かったので。
まず舟の側面に50Φ用のホルソーで穴を空け、穴のバリを取り、50Φのシールパッキンをはめ込みます。そこに50ΦのVU塩ビ管を通し先程のインクリーザー(異径ソケット)にくっ付けます。
この時、先程の25Φのエルボや短管、インクリーザー(異径ソケット)、などは全て塩ビパイプ用の接着剤を塗布して接着していきます。
これで中に水を溜めても漏れること無く管を通すことができました。
管の回りをコーキング等のシーリングで止めてもいいのですが、経験上、水に浸かる部分では、永くは効かないので不安材料を払拭する意味でもシールパッキンを使いました。
あとは、オーバーフローの口元に万が一を考慮し、メダカが流れない用の網と舟の全体に虫や猫などがメダカを狙わないようにする網をセットし、簾を天井に掛けたら完成です。
ちなみにオーバーフロー管の先に50Φエルボを下向きに付けて、流出した水が飛び跳ねないようにしています。
そして、今度は、この舟の中の水をメダカ達が住めるように、飼育水にするのと、濾過器やエアーがないので水草をいれて環境を整えてあげます。
そして頃合いを見ながら、まず身体が大きい個体から順々に新しい舟水槽に移していきます。
身体が成熟しきってない個体は環境が変わったら、弱ってしまう恐れがあるかららしいです。
その辺は、育てているめいの方が詳しいので、めいに任せます。
勿論、この水槽を設計する段階で、メダカの飼育に適した環境を整える為に、何度もめいに訊いて、自分達のできうる限りはしてみたつもりです。
このブログを書いている現在、新水槽に移してから3週間ぐらいですが、とりあえずメダカ達は今までより広く日光もあたるので元気に泳いでいます。
玄人の方々みれば、なかなか厳しい意見もあるかもしれませんが、夫婦二人で切磋琢磨の共同作業でした。
汗もかきました、怪我もしました(主にあにが)
でも、愛情も注いだつもりなので、メダカ達よ、元気に育て!
明日もいい日でありますように